もう悩まない!実家の片付け 7ステップ


大人女性を悩ませる「実家の片付け問題」。

実家に帰るたびに「これを自分が片付けるのか…」と途方に暮れつつ「親も生きてるし」「急に片付けると縁起悪いし」と、見て見ぬ振りをしてしまった経験がある人も多いのでは?


しかし、実家の片付けは一朝一夕には終わらないもの。

いざという時に困らないために、平常時からできる実家の片付け手順をプロデューサー Yukakoの実体験を元にリストアップ。






戦前から現在に至るまで一度も引越しをしていないため、5LDK+DEN+屋根裏2部屋に昭和から平成に至る家族の歴史がギッシリ詰まっていた我が実家。


2年ほど前から少しずつ断捨離してきましたが、粗大ゴミとして出すにはあまりに大きい箪笥や大型家電には一切手をつけていないまま・・・。


今回、父親の入院を機に片付け業者に依頼し、実家の大断捨離を決行しました。


これまで知らなかった業界の事情も踏まえ「これから実家の片付けをしたい」という方の参考になれれば幸甚です。



STEP① 家族全員の承諾を得る

実家の片付けの最初にして最大の難関がこれ。

「もったいない」「いつか使う」「高価なものだから」に始まり、最終的には母親の「私がやるからほっといて」「私が死んでからやって!」というセリフで決着するという無限ループはきっと我が家だけではないはず。

いざ親の承諾が得られても後のトラブル回避のために、兄弟や親戚に至るまで事前に関係者全員の言質を取っておきましょう。

また、古物商や清掃業者とのやりとりも発生するため、まずは決定権を持つ代表者を選ぶことも重要です。



STEP②「とにかく捨てる」開き直りが大切

日々、モノが増えていくことは世の常。

今あるモノを減らさなければ、モノはどんどん増えて空間を圧迫します。

「実家を片付ける」という使命を持ったならば、とにかく「捨てる」「処分する」ということに集中しましょう。

また、思い出に囚われるという点が実家の片付け最大の敵です。

思い出はモノだけに宿るものではありません。

「捨てる=薄情、可哀想、非道」ではないのです。

「いつか使う」の「いつか」はおそらく来ないし「必要な時に必要なものを買えばいい」と開き直り、粛々と作業を進めていきましょう。



STEP③ 大切なものをサルベージ

家族写真や家に伝わる品、自分が好きだと思えるものは買取業者・清掃業者が入る前に家族全員でサルベージしておくこと。その際、サルベージした人にモノを引き取らせましょう。


肝心なことは「捨てる」と「サルベージ」を分けるという点。

片付けをしている最中に懐かしいモノを見つけてしまい、そのまま作業が中断…というよくある流れを防ぐためです。

心惹かれるものだけ掬い上げる作業に集中すれば、それほど時間もかかりませんし、後は捨てるだけなので一気に作業を完了することができます。


また、後になって「あ、売られちゃった」「捨てられちゃった」「行こうと思ってたのに…」というトラブルを防ぐためにも、サルベージ期日の設定は大切です。

その期日までにサルベージされなかったものはすべて処分対象と納得することができ、心理的な負担も軽減されます。


日展作家でもあった母方の祖父のスケッチブックをサルベージ。昭和23年のもの!



そして、混乱を避けるために「取っておくものリスト」を作成する、捨てないという目印のため養生テープを貼っておく、別室へ避難させておくなど事前の処理を行い、片付け決行日を迎えましょう。

また絨毯や布団など場所を取るものは、これを機にクリーニングに出し外部へ避難させておくこともおすすめです。



STEP④ 売る

サルベージから漏れた不要な古銭、切手、美術品、着物、毛皮、貴金属、古本はあらかじめ宅配買取、出張買取でさばいておくと清掃費用の足しにもなって一石二鳥。

特に古物商は各社力を入れている分野が異なるため複数の会社に依頼し、出張買取の際には家の中を隅々まで見てもらうと売り漏れを防ぐことができますし、自分たちで見つけられなかった大切なモノが出てくることも。

時間と気力にゆとりがある場合は寄付やリサイクル、またメルカリやジモティーといったリユースサイトの利用も良いですが、スピードが求められる際は諦めも肝心です。


<今回利用した買取業者の一例>



STEP⑤ 片付け業者の選定基準とチェック項目

壊れた大型家電や古くて大きい箪笥、食器棚や大量の衣装ケース等々…。

「頑張れば自分で捨てられる」と思いつつ今日まで来てしまった我が家の惨状を鑑み、ここは一気に片付け業者に依頼することにしました。

決して安くはない作業費ですが、半世紀以上も溜め込んできたものを処分する時間と労力を考えると、第三者であるプロフェッショナルの介入は必要不可欠と判断したのです。

ちなみに普通の一般家庭の不用品処理であれば、テレビで見るようなワンルームのゴミ屋敷より費用も割安になる傾向があります。


各社作業日数、人数などが異なるため必ず現地の内見をした上で各社相見積をとりましょう。内見は全社1日に集約させた方が時間の節約になり効率的です。

我が家の場合は最安値と最高値で倍ほどの違いがありましたし、作業日数も「1日で終わる」「3日かかる」と割れました。

また細かい点では、冷蔵庫やマッサージ機、テレビなどのリサイクル料金を含めてくれるか別途かも業者によって違うため確認が必要です。


そして片付け業者を選ぶ最大のポイントは、追加料金の有無。

「トラックに積み放題」をうたっている会社は、当然トラックの台数で金額が変わります。

2tトラック2台で収まる想定が収まらず3台になってしまった・・・という場合は10万円単位で請求金額が変わってきます。

我が家の場合も見積時には「4tトラック2台」の想定が、思いのほか大型家具が多く最終的には「4tトラック3台、軽トラ1台」となりました。

追加料金が発生していたら、大変なことになっていたかもしれません。

このほか、繁忙期などによる料金の変動などにも注意が必要です。

特に引越しシーズンは片付け業者も繁忙期となるため価格が高騰する傾向にあるそう。見積有効期限の確認は忘れずに。繁忙期を避けて作業日を設定する場合は諸々の調整が必要なので余裕を持って見積を取りましょう。


<今回依頼した片付け業者>



STEP⑥ 清掃&メンテナンス

片付け業者の作業後はいよいよ最終段階。何もない部屋は隅々まで掃除したくなるもの。

注意すべき点は、長期間使っていなかった部屋のエアコン。

溜まりに溜まったエアコン内部のホコリは、市販のクリーナーでは流しきれず逆に詰まってしまうなどトラブルを起こしがち。またカビの問題もあることから、プロの手を借りるべき事案です。

複数台のエアコン清掃の場合は割引がある会社もあるため、大手だけでなく地元の清掃会社まで広く相見積をとりましょう。

またサッシや廻り縁の細かい部分まで掃除しきれないという場合は、時間計算の家事代行サービスを活用するのもおすすめです。

畳の打ち直しや電気系統などのメンテナンスは地元の業者がおすすめ



STEP⑦ 細々としたものを処分していく

空間が広くなると、不要物が目につきやすくなってきます。

「取っておいたけれどやはりいらなかった」という家具や食器は、片付け熱が続いているうちに処分しましょう。

モノが少なくなってゆとりができたこのタイミングであれば、メルカリやジモティーといったリユースサイトの活用も良いでしょう。



以上のような流れで、我が家の実家片付けはひと段落つきました。


教訓としては、

  • ひとつ買ったらひとつ捨てる
  • 壊れた家電はすぐ捨てる
  • 収納家具を増やさない
  • 最終的には価格ではなく好み
  • 「思い出=モノ」とは限らない

というところでしょうか。


いつかは訪れるであろう実家の片付け。

「その時がきたらすればいい」と思われがちですが、実は「片付けのための片付け」に意外に時間と労力がかかるのです。


気力と体力があるうちに、できることから少しずつ始めていくことをお勧めします。



Yukako

「tokyo amulet」プロデューサー。ビューティ、ジュエリー、ライフスタイル、インタビュー&コラムを担当。アクティブに見せかけた引きこもりのため、いつもの毎日をほんの少しランクアップしてくれるようなアイテムに散財しがち。趣味は植物含めた生物全般、New York Yankees、和モノなど。BLも欠かせないため、いつかtamでも特集を組みたいと野望に燃えている。

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