editor's amulet no.6 : 童心にかえる宝物

tamエディターの「リアルを支えるおまもり」について語る連載「editor's amulet」。 

ビューティ&アート ライター Kaedeが子供の頃からの宝物について語ります。




引越しを10回はしています。

そのため都度断捨離をしているし、ひとつひとつのモノを大事にしたいから厳選アイテムしか家におきません。

それでも毎回手元に残る宝物がこの「パッチンどめ」。

   


幼稚園に入ってすぐ「これが似合うよ」と母に選んでもらったもの。

今見ると大変レトロといいますか、昭和顔のキティちゃんがシュールなデザイン。当時は大のお気に入りで毎日のようにつけて楽しんでいました。


髪にとめたときの“ぱっちん”という音と頭に少し響く感覚、髪を少し引っ張られる感じを今でもはっきり覚えています。〝女の子〟であることを自覚させてくれました。

小学生になってからはつけていませんが、時折ながめるだけで不思議と童心にかえることができます。


「〝女の子〟は楽しい!」そんな気持ちをいつまでも忘れたくないからおばあさんになってもきっと宝物だと思うし、女の子でいるためのお守りであり続けると思います。




小林 楓

ビューティ&アート ライター。化粧品会社広報PRを経て独立。クラシックバレエ・絵画をこよなく愛す、元旦生まれのまじめ山羊座。ロシア芸術研究のためロシア語学習中。独自の芸術美容論を展開していきます!

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