先日、旧知の友人が新しいキャリアにチャレンジすると聞き、彼女の慰労と激励を兼ね「八雲茶寮」を訪れた。
東急東横線「都立大学駅」より徒歩15分。閑静な住宅街に、豊かな緑とともに佇んでいた。
八雲茶寮は、アンダーズ 東京の空間デザインも手がけたデザイナー 緒方慎一郎氏が経営する和食料理店。「現代における日本の文化創造」をコンセプトに、五感で感じる食の旨味とそれを実現させる職人の技を堪能できる。
八雲茶寮の夜の食事は紹介制のみ。予約制の朝茶、昼懐石は知られているが、予約なしで立ち寄ることができる茶房の存在はあまり知られていないように思う。
店内には和菓子「楳心果(ばいしんか)」を構え、日本各地の伝統的な食材を生かした季節の上生菓子のほか最中や麩菓子など贈答品も販売している。
この日は会食を終え「楳心果」で玉蜀黍と笹を使った季節の上生菓子を買い求め、編集部に差し入れた。
ほろほろとくずれる玉蜀黍の餡。
ポタージュスープのような芳醇な香りに緊張がほぐれ、素朴ながらも滋味深い味わいに感動を覚える。
青磁も良いが、酷暑の今こそ馬盥茶碗が欲しくなる
これまでかなりのリミテッド感を感じていた八雲茶寮の開かれた面を知ることたできたのは大きかった。これからも贈答品に、おもたせに・・・と通いたくなる。
八雲茶寮
東京都目黒区八雲3-4-7
03-5731-1620
毎週日曜・祝日定休
朝茶(9:00〜10:30 予約制)、昼懐石(12:00〜15:30)、茶房(9:00〜17:00)
夜の食事は紹介制
店内に併設されたサロンでは八雲茶寮で使用しているうつわのほか、趣向を凝らした企画展も開催している
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