大人の女性になったからこそ似合うデザインや、ストーリーのある宝石との出会い。
tokyo amulet スタッフの日々を見守るジュエリーを、連載形式でご紹介します。
第二弾はスーパーバイザー Makoの誕生石、大好きなパールについて。
「アラフォーになって似合うものが変わってきた」というMakoが、40代になった今だからこそ気負わず纏えるようになったグレーパールについて語ります。
今から数年前のこと…
30代も後半に差し掛かり、若い頃はあんなに好きだった素肌に沿うような華奢なスキンジュエリーが、肌映えしなくなった事を実感。
歳を重ねるたびに体型や肌質も変わってくるので、ジュエリーも自分に合うボリュームや素材/色味にも変化が現れてきたように思います。
そして昔から大好きな、私の誕生石でもあるパールについても見え方の変化が…。
「もうアラフォーなんだから気負わずパールを普段使いで楽しみたい」と取り出したのは、成人の記念に送られたアコヤパールのネックレス。
純白の輝きに、甘やかなピンクの光沢やテリ感が加わった清楚な美しさは普遍だけど、さて普段使いとなると私の顔から…なんだか浮いてる?!
歳を重ねて少し質感が変わった肌、経験を積んだ今の顔立ちと無垢で清楚な輝きの対比に、少しばかり気恥ずかしさと違和感を覚えたのです。
普段使いでこなれるには、その純白のネックレスは思いのほか、今の自分にはハードルが高かった…。
そんな思いを胸にある時、海外のリゾートホテルのジュエリーブティックをひやかし気分で覗いてみました。
グレーのグラデーションが並ぶ南洋真珠の店で、ふと目に留まったライトグレーのピアスを耳元にあててみると、パッと一瞬で顔が華やいだことに驚き!
ひたすら美白を気にしていた20代よりも、リゾートで日焼けがちになった肌に、それはとてもいい感じに馴染んでくれたのです。
それ以来、グレーパールがずっと気になって…とうとう40歳の記念にグレーパールのネックレスを手に入れました。
若い頃よりも私にはハードルが上がってきた白シャツの着こなしにも、首元にこの1本があれば強すぎない華やかさと大人の余裕がプラス。
昔から大好きな色だけど、年齢的に「お迎えママの雰囲気」が漂ってしまいがちな、コンサバな紺色のニットやストールにも
この色だとなんとなく「おしゃれを分かってそうな雰囲気」が演出できるのもうれしい。
グレーパールは白に比べれば強い輝きやインパクトは控えめですが、その色味を例えるなら、霞の中から漏れる月光のような優しい輝きを放っていて
40代になった等身大の自分の気分にぴったりと合っているよう。
またグレーの光沢の中に若干ライトブルーやピンクの干渉色が見え隠れするのも、ニュアンスカラーが似合ってくるこの世代にはぴったりではないかと思います。
日本人がこよなく愛するパール、さらに年齢を重ねていつかは、大玉のバロックパールやピーコックカラーの黒蝶真珠にも挑戦してみたいです。
0コメント