東京から飛行機で3時間半ほどで行ける「台湾」。
何度も行きたくなる不思議な魅力を持つ台湾の、リピーター目線の選りすぐり情報をご紹介します。
弾丸ジェットセッター Makoのトラベル連載第4回。
訪台歴は20回以上、今回はスペシャルな非日常空間に癒されたい時に訪れる、台北郊外のラグジュアリーな温泉施設 "Villa32" について語ります。
常夏のイメージのある台湾だが、実は日本と同様に四季がある。そのため涼しくなる晩秋から冬にかけては温泉が旅の醍醐味に。
台北の温泉は奥が深いのでまた別の機会にご紹介したいと思うのだが、弾丸旅にオススメなのは、台北市内から約30分で行ける北投(ベイトウ)温泉。
日本が統治していた時代から湯治に訪れる人が絶えない歴史があり、どこか日本の温泉地にも似た懐かしい景色が広がっている。
その中でも最もラグジュアリーな設備と雰囲気に加えて、最高の泉質とお湯の種類を誇るのがVilla32(三二行館)である。
以前は会員制だったこともあり、大人の隠れ家らしい静かで洗練された雰囲気。
のんびり素朴な温泉街の坂道に突然現れる、美しい素敵なエントランスに気分が上がる。
今では一般客の宿泊と日帰り入浴も受け入れているが、入館を16歳以上に限定した大人の温泉リゾートだ。
北投温泉では白湯・黒湯・青湯の3種類もの温泉を楽しむことができるのだが
一般的な温泉ホテルに引かれている泉質は、マイルドな万人向けの弱酸性単純泉で無色透明の白湯。
黒湯は鉄湯とも呼ばれ、その名の通りに鉄分を多く含む弱アルカリの中性炭酸塩温泉でコーラにも似た濃い色。
日本ではラドン温泉と似たその成分が、神経痛やリウマチにも効能があるそう。
そして温泉上級者なら北投でぜひ試してみたいのが、私がイチオシの青湯だ。
Villa32ではこの青湯もしっかりと堪能でき、女性が安心して日帰り温泉を楽しめるのは、北投でここが随一だと思う。
実はこの青湯は強酸性のため配管や設備が劣化しやすいそうで、北投エリアのホテルでも青湯を引いている温泉施設はかなり限られているようだ。
ひとたび青湯に浸かれば、ビリビリと体に染み渡るような刺激に最初は驚くが、やがて体の芯からじんわりと温まってくるのを実感する。
ふと口元に手が当たると濃縮レモン果汁にも似たような強い酸味を感じた。青湯の中では顔をこすったり、うっかり目に入らないよう注意が必要なほど。
屋外のウッドデッキからは深いグリーンの景色が遠くまで広がり、目にもリラックス効果が抜群。
眼下に広がる温泉のお湯が流れこんだ「地熱谷」から、もくもくと上がる硫黄の煙を眺めてみたり、ここでは時間を気にせずゆっくりと過ごしたい。
北投温泉は東京から箱根に行くよりもずっと近く、台北市街から30分ほどで驚くほど緑豊かな景色と清々しい空気が広がっており、深呼吸がとても気持ちいい場所。
賑やかな台北中心部とこの温泉地のロケーションのギャップも、旅の思い出や記憶をより深く高めてくれる気がするのだ。
旅の最後には3種の温泉でお肌もすべすべに、体の芯から温まって帰国便の機内でゆっくり休むのが
ここ数年のお気に入り冬の台北旅のエンディングである。
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