待ちに待ったランチタイム、残業後のサク飯、呑みの〆、はたまた徹夜明けの一杯・・・。
時には砂漠で口にした一滴の水のように染み渡り、時にはその一杯の中に背徳的な美しさを見出すもの。
それがラーメンだ。
しかし大人女性の胃は、とんこつ・背脂・バリカタ麺に打たれ弱くなってきている。
ラーメンと決別するにはまだ早すぎる。
とんこつだけがラーメンじゃない。
「ラーメンをあきらめたくない」そんな大人女性に捧げる、魚介系ラーメンをプロデューサーYukakoがピックアップ。
らーめん玉(ぎょく)
「とろりそば(濃厚煮干しらーめん)」 830円(税込)
「東京駅一番街 東京ラーメンストリート」に濃厚魚介の名店「玉」が作る煮干しラーメン専門店がオープン。
鶏の旨味がつまった濃厚スープに数種類の煮干しを合わせて作る一杯は、まさに鶏と煮干しの黄金比。注文を受けてから店内にて削るいりこ節は風味が抜群で、煮干のダシの旨味をとことん味わえる、ほかにはない煮干しラーメンだ。
一見すると色ととろみが強く「脂濃い?もたれるのでは?」と心配になったが、魚の風味が細麺に軽やかに馴染み、すっきりとした味わい。
見た目に反してさらりと食べられる上、満腹感も得られる。
らーめん玉
東京駅八重洲南口地下1階「東京駅一番街 東京ラーメンストリート」
営業時間:10:30〜23:00
https://www.tokyoeki-1bangai.co.jp/shop/2238
ふぐだし潮 八代目けいすけ
「ふぐだし潮らーめん」 1,100円(税込)
世界初、業界初のふぐ出汁ラーメン。ふぐの深いコクと旨さが凝縮された深みのあるスープと細めの自家製麺で極上の一杯に仕上がっている。
上に添えられたふぐの身は、ふぐ刺しよりも厚めに切られているためコリコリとした食感が楽しめた。
「お茶漬けセット」500円(税込)
魚介系にシフトしてみたものの、魚のニオイが受け付けないということもしばしばあったが、この「ふぐだし潮らーめん」は香りまでご馳走と言えるほどふぐの風味が生きていて、澄んだスープはゴクゴク飲めるほど。
麺は細身でもっちりとした食感、端麗な味わいはぺろりと完食。スープを1/3ほど残し、お茶漬けにして最後の一滴まで頂いた。
ふぐだし潮 八代目けいすけ
東京都中央区銀座5-2-1 東急プラザ銀座 B2F
https://ginza.tokyu-plaza.com/shop/detail_518.html
鯛塩そば灯花
「鯛塩そば」800円(税込)
真鯛から抽出した出汁は、黄金色に輝く美しさ。
出汁の真鯛は下処理として一度焼いてあるのか香ばしく、臭み・雑味が一切ないため魚介系ラーメンが苦手という人におすすめ。
鯛の香りが生きたスープはさっぱりとした贅沢な味わいで、ひとかけの柚子の皮が添えられ、ラーメンのスープというよりお吸い物のような佇まいを感じさせる。
もちもちとした食感の細麺は量も多く思いのほか食べ応えがあったが、焼豚やメンマ、梅花麩といったシンプルな具材にとどめている分、素材の力と仕込みの丁寧さを引き立たせている。
また塩加減が絶妙で、ラーメンを食した後特有の、喉の乾く感じがしなかった点も新鮮だった。
「鯛茶漬け」390円(税込)
意外に食べ応えがあった「鯛塩そば」に加え、お茶漬けのご飯もかなりボリューミー。
味噌ダレに漬けた鯛の切り身は厚めで食べ応えがある。
添えられたかやくはお好みで。
筆者個人としてはかやくを入れない方が鯛の香りと味わいが楽しめるように思う。
鯛塩そば灯花
東京都新宿区舟町12-13 石原マンション1F
営業時間: 11:00~23:00
http://ramen-toka.com/tai_toka
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