都市生活をサバイブする女性にとって、命の洗濯となるような旅は一生モノ。
「月イチ海外」を目標に、まだメジャーになる前の海外リゾートの発掘が趣味という弾丸ジェットセッター Makoのトラベル連載がスタート。
第1回は、まだまだポテンシャルが高いベトナムの人気リゾート地、ニャチャンの穴場リゾートについてお届けします。
ヘルシーで美味しい食事、安くてかわいいハンドメイド雑貨、熟練の技術が光るマッサージやスパなど、女性のディスティネーションとしても大人気のベトナム。
特に近年は直行便も就航しているダナンなどのビーチリゾートも大人気だが、最近のダナンはややメジャーになり過ぎる感もあり…
更なる穴場リゾートを求め、静かで美しいビーチ探しが今回の旅の目的となった。
ベトナム中南部のビーチリゾート・ニャチャンは、90年代から当時の空港近くのニャチャン市街地を中心に大規模な開発が行われ、ベトナムを代表する高級リゾートの先駆けとなったが、
2004年に中心部より約40km南下したロシア軍用機専用の空港が、新たにカムラン国際空港としてオープン。
空港移転によって現在は、空港からほど近いカムランエリアの開発が急激に進んでいる。
カムランエリアのいい所は空港からとにかく近くてビーチが美しいこと。
普段なかなか長い休みが取れない弾丸トラベラーにとっても、3日あれば癒しの非日常空間にトリップが叶うのだ！
週末の羽田空港国際線、深夜1:30発のフライトで一路ベトナムへ。
早朝の仄暗い空の下、すでに熱帯の空気を纏ったホーチミン国際空港に到着。
国内線ターミナルへ移動し、目的地のカムラン空港へは1時間少しのフライトだ。
カムラン空港へ到着後、空港から5分も車を飛ばせば、ビーチ沿いには高級ホテルやコンドミニアムの建設ラッシュが続いている。
空港至近のカムランエリアは、ニャチャンの人気再燃を感じさせる新しいリゾート開発の真っ最中。
吹き抜ける風が気持ちよく、プリミティブすぎない適度な洗練具合が、これからの滞在への期待と安心感をそっと高めてくれる。
とにかく驚いた事は、周りもホテル建設ラッシュであるにも関わらず、ここは喧騒からは隔離された静かで穏やかな時間が流れていたのだ…。
新規で開発された広大な敷地からは、手入れが行き届いた美しい芝生がビーチまでずっと続いており
その両側には各ヴィラがゆったり配されている。
芝生はスプリンクラーの冷水により適度な湿り気をキープしているので、ハイシーズンの日中でも快適だ。
長いフライトでむくんだ足を解放すべく、そっと裸足で踏みしめるとひんやりとした芝の感触…これが実に気持ちいい！！
青々とした芝生を海に向かってゆっくりと歩けば、白く美しい砂浜がいつまでも続いており
ビーチの左手を見渡せば、なだらかな山の稜線が海と空とのコントラストを作り、風光明媚な景色が広がっていた。
東に向いて開けた美しいパノラマ、天気がいい朝のサンライズはきっと感動的であろう。
離島ではないニャチャンのビーチに、正直なところ透明度は期待していなかった。
しかしそれはいい意味で裏切られ、人気が少ないホテル前のビーチはとても透明度が高く遠浅で
まるで絵葉書みたいな景色と穏やかな潮騒に包まれる幸せな時間となった。
後編へ続く。
0コメント