2019 クルーズ コレクションの新作バッグの中でも、ノルタルジックな魅力で注目のアイテム 「DIOR BOOK TOTE」。その製作過程に迫る。
2019年クルーズコレクションに際し、ディオールのアーティスティック・ディレクター マリア・グラツィア・キウリは、メキシコの伝統的な馬術競技 ”escaramuza” とその際に女性騎手が纏う美しい乗馬用ドレスにインスピレーション源を求めた。
女性らしさの際立ったシルエットのドレスやスカートに伝統的な刺繍があしらわれ、メキシコの女性騎手の力強さと優雅を想起させる。
18世紀にフランスで誕生した西洋更紗 “Toile de Jouy” (トワル ドゥ ジュイ)は、ムッシュ ディオールがパリ アヴェニュー モンテーニュ30番地に初めて構えたブティック "Colifichets"(コリフィシェ=小間物の意味)の壁にも用いられた、メゾンのレガシー的なテキスタイルだ。
マリア・グラツィア・キウリは、メゾンのアーカイブからこのトワル ドゥ ジュイを見つけ出し、牧歌的なデザインの中に新たに野生動物を登場させた。
バッグにいきいきと描き出されるのは、トラ、サル、ライオン、ヘビといった森で共に暮らす動物たち
イタリアの家庭的なアトリエにて、総エンブロイダリー仕上げで作られる「DIOR BOOK TOTE」はエンブロイダリー作業に42時間、また160万以上のステッチを施されてようやく完成する。
「DIOR BOOK TOTE」 356,400円(税込)
2019 クルーズ コレクションは全国のディオール ブティックにて展開中
TEL:0120-02-1947
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