暑すぎた夏が足早に去り、陽光のやわらかさや草の香りの中に秋を感じるにつれ、インテリアも深みや重厚感のある素材へ意識が向き始める頃。
海外ドラマで見かけるような、柄に柄を合わせる美しいインテリアに興味がある女性も多いはず。
でも、文化も気候も住宅事情も違う日本で柄×柄のインテリアは敷居が高すぎる・・・。
そんなどまどいを克服するべく、京橋エドグランにショールーム「tomita TOKYO」を構える株式会社トミタの師井絵里子さんに柄×柄の愉しみ方を伺った。
「柄×柄」の愉しみ方
自分の心地良い空間を作るのに正解は一つではありません。
一見ハードルが高そうに見える柄×柄ですが、実はメインとなるパターンが決まればそこに含まれる色をベースを組み合わせ、自然とコーディネートが決まってくるのです。
一番のお気に入りをどこに使うかを決め、そこからそのファブリックの使用面積やレイアウトなど、お部屋の雰囲気やお好みをお聞きしながらご提案していきます。
「柄×柄」の手軽な取り入れ方
「これ!」と惚れ込んだ柄があっても、カーテンや壁といった広い面積には取り入れづらい・・・。
素敵だが難易度が高い
そんな時は、インテリアファブリックスを使ったアートパネルやクッションを取り入れてみるのもおすすめです。
ダイニングのランチョンマットやコースター、テーブルランナーから寝室のベッドカバーやスローなどデザインで遊べる場所はたくさんあります。
特にクッションは、ファブリックが1mあれば45センチ角のクッションカバーが2つも作れます。
「tomita TOKYO」では好みのファブリックスを1mから購入可能
クッションカバーやソファの張り替えなど縫製加工も対応してくれる
ファブリックスを油絵用のキャンバスにタッカーで留めてDIYアートに
このほか、インテリアではありませんがご自身でポーチやカバン、スカートや着物の帯を作られるお客様もいらっしゃいます。
日常に自由に取り入れることができる点もファブリックスの魅力だと思います。
プロがすすめるファブリックスブランド5選
たくさんのデザインが出回る中「どれを選べばよいのか分からない」という人のために、師井さんおすすめのブランドをご紹介。
芸術のようなファブリックス「PIERRE FREY(ピエール フレィ)」
フランスの伝統的な装飾に現代的感覚を取り入れ、洗練されたあたたかい雰囲気に室内を演出するフランスの老舗ブランドであるピエール フレィのファブリックは、ヨーロッパをはじめ世界各国で愛用されています。
いつの時代にも変わらない魅力の花柄や古典的なオリエンタル趣味のパターンなど、落ち着きの中にも華やかな表情のある多色プリントやジャガード織、微妙なテクスチャーの織物など、洗練されたコーディネートが楽しめます。
ナチュラルにシンプルに「LARSEN(ラーセン)」
シンプルな部屋に取り入れやすいのはアメリカのブランド「LARSEN」が提案するコーディネート。白やベージュのトーンが多くシンプルなインテリアにも馴染みますし、ビビットな幾何学模様のファブリックスはアクセントにおすすめです。
イギリスカントリースタイル「COLEFAX AND FOWLER(コールファックス アンド ファウラー)」
クラシカルな柄やもう少し色で遊びたいという人は、イギリスのブランド「COLEFAX AND FOWLER」。
ダイナミックな柄もパステルカラーで柔らかな雰囲気にまとまるため、組み合わせで華やかさを演出できます。
見たこととのないファブリック!?楽しさ満載「BOUSSAC(ブザック)」
フランスの革新的な技術を使ったファブリック「BOUSSAC」。
はっきりした色が散りばめられ、わくわくするような空間が出来上がります。
素材もユニークで手触りも楽しめるため、メインの柄とベースカラーの中間色として取り入れるのもおすすめです。
フレンチクラシックの王道「BRAQUENIE(ブラクニエ)」
柄×柄の女王、1824年創業フランスのブランドBRAQUENIEはヨーロッパ各国の王室でも使われています。創業時から持つたくさんのアーカイブから作られる素晴らしいデザインの数々を堪能できます。
今回お話を伺った師井さんが在籍するショールーム「tomita TOKYO」では、その人の好みに合わせた特別な空間のコーディネート、特別なファブリックを提案してくれる。
会社帰りにふらりと立ち寄れるだけでなく、土日祭日も営業しているため週末に家族と訪れることも可能だ。
tomita TOKYO
東京都中央区京橋2-2-1 京橋エドグラン1・2F
東京メトロ銀座線「京橋駅」直結、または各線「東京駅」八重洲南口より徒歩5分
11:00~19:00
03-3273-7500 ※インテリアコーディネートの相談は要予約(無料)
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