東京から飛行機で約3時間半で行ける「台湾」。
知れば知るほど好きになる不思議な魅力を持つ台湾の、リピーター目線の選りすぐり情報を紹介します。
弾丸ジェットセッター Makoのトラベル連載第3回。
訪台歴は20回以上、ほとんどのメジャーホテルには滞在したMakoが、特別な非日常空間に癒されたい時、自分へのご褒美として選ぶ5つ星ホテル “MANDARIN ORIENTAL TAIPEI”について語ります。
2014年のオープン以来、観光客にも台湾のアッパークラスにも大人気のラグジュアリーホテル MANDARIN ORIENTAL TAIPEIは
ヨーロッパの街並みを思わせるテラコッタレンガの外観と神殿のような外柱がアクセントとなり、台北の街にヨーロッパ的なムードを高めている。
そのラグジュアリーな見た目は細部に至るまで隙がなく、横に大きく広がる敷地は圧巻。
ホテルの他にはショッピングアーケードやレジデンスもあり、実に威風堂々とした見事な佇まいである。
フレンドリーな笑顔のドアマンに案内されながらMANDARIN ORIENTAL HOTELの内部へ。
イタリアモダンを感じさせる優美で洗練された内装とレセプションの対応に、ゆっくりと緊張がほどけほっと和んでいく。
MANDARIN ORIENTAL TAIPEIの客室は、主に台北の街並みが見えるシティビューとプールに面したガーデンビューがあるが、個人的なお気に入りは美しい植栽とプールを見下ろせるお部屋。
マンダリンは中層階のホテルなので、高層から市街の遠くまで見渡せるようなランドスケープは期待できない。
私にとってはホテルステイも旅の目的の1つなので、高層階にはこだわらないが部屋から見える景色は気になるほう。
ホテルは大通りに面しているが、客室棟や外壁にしっかり囲まれているので、静かで外の車の音がほとんど聞こえないのも素晴らしい。
そしてこんな素敵な眺めであれば、部屋からリゾート気分が上がること間違いなし。
とにかく私が愛してやまないのはこちらのプール。
MANDARIN ORIENTAL TAIPEIの屋外プールは、ここが台北の中心部ということを忘れてしまうほどのリゾート感に溢れており
真っ白なカバナに横たわると植栽とプールの向こうには、まるで青いビーチが広がっているような錯覚さえ感じてしまう。
青く光るプールの外壁沿いに流れる水の音も、計算された美しいエクステリアの配置も見事で、ここはリラックス効果が絶大だ。
モダンで無駄な装飾を省いたラグジュアリーなホテルのプールは素敵だが、あまりに静かで洗練されている空間だとその場に相応しくない気がして、プールサイドを歩くのも泳ぐのも、なんだか気恥ずかしくなってしまう。
このプールは地面から高さのある都市型ではわりと珍しいタイプで、これが一層リゾート感を盛り上げている。
プールの側面と内側は、ブルーのタイルが日差しを受けてきらきらと美しく輝いて眩しいほど。
東京から4時間ほどで到着するディスティネーション。
訪れる人の心を掴んでやまない魅力的なホテルは星の数ほどあるかもしれないが、都市型ラグジュアリーホテルで、ここまでリゾート感を極めた美しいMANDARIN ORIENTAL TAIPEIのプールを、個人的にはベストに挙げたい。
いつまでもこの美しい景観と居心地のいい雰囲気が続いてほしいと心から願ってやまない、最愛の都市型リゾートプール in 台北なのである。
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