パーティシーズンを彩る上質なシルクスリップ

パーティシーズンを迎え、どんなワンピースやドレスを着ていこうか心踊らせている人も多いのでは?

そこで見落とされがちなのがインナーのケア。

ワンピースやドレスがどんなにスペシャルなものでも、洋服の上から下着のラインがくっきりと見えてしまったり、丈の長いスカートがストッキングにまとまりついて足捌きが悪いと楽しい気持ちも台無しに。

このような事態を防ぐにはドレスやワンピースにあったスリップ選びが重要になる。


シルクのスリップは万能

ホリデーシーズンを迎えるこの頃、マンハッタンやパリのランジェーリーストアでもっとも売れるのはシルクのスリップと言われている。

「パーティーに参加するから」という理由以外に、自分へのご褒美として買い求める女性が多いそう。

シルクのスリップは素材の滑りがよいため、足捌きもよくなる。

またストラップのアジャスター幅も広いのでドレスやワンピースの丈感にあわせやすい。

シルクは吸湿性ならびに通気性が良いため、暖房の効いた室内で汗ばんでしまっても不快感が低く、特に上質な素材であれば滑らかに肌に寄り添ってくれる。

そして何より、シルクが持つ美しい光沢は、自分の気持ちを高めてくれる。


意外にお手入れが簡単

残念なことに国内メーカーではシルクのスリップの生産を数年前から行っていない。

某メーカーの営業担当者によると、シルクの価格高騰と店頭での管理が難しいからという理由のほか、消費者から「シルクはシワになる」「お手入れが大変」と思われ敬遠されていることも要因だという。

シルクの生産者が少なく上質なものほど原価が高騰しているのは事実であるが、「お手入れが大変」というのは固定概念である。

ささっと水洗いしてシワを伸ばして干すだけ。

シルクは乾きが早いため、夜にお手入れをすれば翌日また着ることができる。



シルクスリップは心の中で主役になれる自信を持たせてくれる

上質なシルクのスリップは「特別なものを身にまとっている」という、内なる自信を持たせてくれるパワーを持つと思う。

スリップ選びを通じて、TPOに合わせたランジェーリー、インナー選びを多くの日本人女性にも採り入れて欲しいと願う。

筆者が経営するランジェリーショップでは、パーティやイベントなどでドレスやワンピースを着られるお客様からドレスに合うスリップの相談をうけている。

素材や丈、胸の開きなどで選ぶスリップは異なるため、ワンピースやドレスをお持ちいただき、それに合わせたものをご紹介させていただいている。


普段はなかなかスリップは着ない、買わないという方もこの時期だからこそ自分へのご褒美も兼ねてシルクスリップを探してみては?



中川万里子

東京田園調布にあるランジェーリーおよびデイリーウェアのセレクトショップ 「リボン田園調布」オーナー。都市生活をサバイブする女性が日々楽しく快適に過ごせるよう、上質で心地よいアイテムを求めて世界中を巡る。海外トレンドや逸品情報も発信予定。リボン田園調布 http://ribbon-den.com/

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